2018GW 別府四日目
一日の足休めを経て、ジョギングがてら温泉めぐり再開。
ウエアに着替えて鉄輪の宿を出て、山道を登って柴石温泉(一湯目)へ。
てっきり山の中の鄙びた温泉と思いきや、新しい施設で浴室も内湯に露天にむし湯まである豪華で立派なものでした。山際の市営温泉はきれいなのが別府の傾向のようですね。
広い休憩所で豆腐アイス。
本来は柴石温泉に行って宿に戻るだけのつもりでしたが、走り出したらこのまま帰るのがもったいなくなって、亀川方向へ走ることにしました。
途中通った血の池地獄。斜面にツツジが咲き乱れていました。
平地ではツツジのシーズンはとっくに過ぎているのですが、陽の当たらない斜面なので花が遅いようですね。
県道218はそれほど下り坂がきつくなく、平穏に亀川まで下ることができました。二日前に通った道を思い出しながら亀陽泉(二湯目)に到着。
こちらも新しい施設です。暖簾などに描かれた亀のマークが可愛らしい。スタッフも明るく気さくな方で、とても親切にしていただきました。
亀陽泉でお薦めされたので、せっかくなので亀川筋湯(三湯目)へ。
道端の掘っ立て小屋です。亀陽泉とのギャップがすごい。入浴料代わりのお賽銭を入れて入ります。
入り口を通って二歩で浴槽といった広さ。
脱衣所から振り返ると道路が見える(汗
躊躇しましたが、地元の方は日常的に入ってるんだからと、変な勇気と死角を選ぶ知力を使って入浴しました。浴槽に浸って入り口を眺めながら、暖簾一つないなんて江戸時代的な開放感のある地域なんだなあと思いました。さすが別府とも。
でもね、出る時に気がついたんです。入り口にアコーディオンカーテンが付いていたことを。気づかなかったよー。私の無駄な勇気を返してー!
温泉に入って重くなった足を騙し騙し走って、こちらもお薦めされたうどん屋さんへ。たくさん並んでて、30分程待ちました。
ハーフサイズにしたのでちんまりしていますが、とても美味しかった。次に来る時は大きいのを食べます。
うどん屋さんから宿のある鉄輪まで2.5キロ程、急な坂道を登って戻りました。
コインランドリーが回っている間に上人湯(四湯目)へ。
こちらは温泉の向かいにある食堂で入浴料を払い、入浴札を貰って入るシステムです。なので食堂が開いていないと入りにくい。
貸し切り状態でゆっくりできました。
Googleのタイムラインによるとこの日の移動はこんなでした。
ランニング:8.9 km
徒歩:550 m
2018GW 別府三日目
この日は足休め。朝からバスで明礬温泉へ。
昨年も来た明礬湯の里温泉(一湯目)へ。
すっかり硫黄臭くなりました。これぞ別府。
朝ご飯がてら岡本屋売店で地獄握りと地獄蒸しプリン。
バスの時間に余裕があったので、すぐ近くの鶴寿泉(二湯目)へ。
入浴料がわりにお賽銭を入れて入ります。思った以上によい風呂で、貸切状態だったので気分をよくしてのんびりしました。
のんびりしすぎたもう一人がバスの時間残り1分で出てきたせいで、バス停までの急な上り坂をダッシュで駆け上がる羽目に。さらに地獄蒸しの湯気の臭いに当てられ気持ち悪くなりました。
宿に戻って休憩し、午後は鉄輪温泉をめぐりました。
鉄輪温泉の中心むし湯広場に残るのは、旧鉄輪むし湯跡。
蒸し釜が一つあって男女混浴でした。
一遍湯かけ上人。
鉄輪温泉は一遍上人が開いたとされる鎌倉時代から続く湯治場です。
鉄輪温泉の共同浴場、地獄原温泉(三湯目)へ。
こちらも貸し切り状態でゆっくりできました。
お風呂上がりに与八郎Cafe&Sweetsでかき氷。
氷で体が冷えたのに気を良くして、熱の湯温泉(四湯目)へ。
名前からして熱そうだろうと覚悟していったけど、別府に慣れてきたのでそれほどでもありませんでした。
帰りに見かけた六角形の建物。
どうやら古い洗濯場跡でした。
戦前までは「下ん熱の湯」として入浴していたが、湯温が低いのでそのうち洗濯に使われるようになったとのこと。最初の槽で食材を洗い、次の槽で洗濯をしていたそうです。
2018GW 別府二日目
目覚めにお宿のお風呂へ。
部屋でダラダラしていたら、夫がスマホの画面を見ながらウンウン唸っていました。どうやら、昨年のGWにやっていた別府温泉巡りのスタンプラリー別府八湯温泉道の続きがしたかったらしいのですが、あれから機種変したのでアカウントを忘れたとか。ということで、再度アカウントを作りなおし。
今回はいろいろ走りながら回るつもりだったので、ついでに私も始めようということになりました。お宿にいる間は暇なので、値段別に温泉リストをGoogleマップで作成。
入浴料200円以内でも59件。さすが温泉王国、別府。今回多くを望まず、まずは別府八湯くらい回れるといいねという感じでスタートしました(これが地獄の扉だとはつゆ知らず)。
ウエアに着替えて8時半に宿を出ました。
お宿のある鉄輪温泉郷は山なので別府の町並みがよく見渡せます。
あまりに眺めがよいので、当初予定していたルートから外れて湯けむり展望台に寄り道。
左端の山頂に丸みがあって目立つのが鶴見岳。
写真では小さくて見づらいのですが、湯煙があちらこちらから立ち上っています。
ルートを外れたものの、山道をガンガン下っていくと海が見えてきました。
ここまで来れば、目的地まで無事に行けそうな予感がしていたのに、
すぐナビに誘導されて謎な獣道へ突入し、また不安になったりして。
ともかく、平地の街中に着くことができました。
まずは、古い浜田温泉の建物を再建して作られた浜田温泉資料館へ。
銅板葺唐破風の屋根がある宮造り様式で登録有形文化財に指定されています。男風呂の方は床板が張られて資料室になっていますが、女風呂の方は元の姿が残されています。
浴室はポンプがなかった時代を忍ばれる半地下式。浴槽はひょうたん型です。
水道のある洗い場。
蒸し湯も併設されていました。
奥に男風呂と行き来できる場所があって、天井は外から陽の明かりが取れる仕組みになっていました。
この光の元を外から見ると、こんな感じ。
実は玄関がガラスはめ込みになっていたのでした。気づかなかった。
資料室も拝見。
《豊後州速見郡濱湧温泉場賑之図 1881(明治14)》の複製品。
浜脇温泉を描いたもので、東湯は弦月泉(後の浜脇高等温泉)、西湯は清華泉(後の浜脇温泉)とし、繁栄を東西で競っているかのように描かれている。
《『温泉マーク』タイル版》
別府観光の父、油屋熊八(亀の井ホテルの創始者)が好んで使用した温泉マークを基に製作したもの。
そして、ようやくの亀川温泉、浜田温泉(二湯目)です。
鉄筋コンクリート製ながらも古い建物の造りにならった屋根の形が特徴的です。新しくできた施設なので、浴場も広く洗い場も整備されていて、観光客も使いやすいものになっていました。
浜田温泉を後にして次の目的地、浜脇温泉を目指します。走り始めて気がついたのですが、お風呂上がりって足が重いのね。日焼け止めを何度も塗り直さなきゃいけないし足は重くなるしで、走りながらの温泉巡りは思ってた以上に過酷かも。
上人ヶ浜で国道10号に合流。
足が重いだの疲れただのこの辺でご飯食べようだの愚痴りまくる夫を宥めながら、国道10号線をひたすら南下して別府タワー。
ややゾンビ状態になりつつ、ショッピングセンターゆめタウン別府で買い物がてら軽食を取ったので、ようやく生き返りました。
そして、浜脇温泉(三湯目)。
こちらが道後温泉発祥の神話に出てくる速見の湯です。あちらが日本最古というなら、その元になったお湯は最古のも一つ前なんでしょうね、きっと。
疲れた足が少し軽くなったところで気を良くし、さらにもう一湯。紙屋温泉(四湯目)。
こちらは飲泉もできますので、体の中にも温泉を注ぎ入れます。
ここから別府駅に移動してバスで鉄輪温泉に戻り、お宿のお風呂で五湯目でした。
一日の締めくくりに、よく走り浸り一日掛けて消費したカロリーをチャラにする夕飯。
Googleのタイムラインによるとこの日の移動はこんなでした。
ラン:12.7 km
バス:6.2 km
徒歩:650 m
2018GW 別府一日目
去年に引き続き、今年のGWも別府湯巡りです。
早起きして羽田空港に着いてからディーン&デルーカでストロベリークリームチーズマフィンで朝食。
慌ただしく荷物を預けて、大分県へひとっ飛び。
空港の荷物受け取りレーンで寿司が回っていましたよ。
バスで別府駅に移動。
お昼ご飯は古民家カフェで鉄板ナポリタン。
去年のGWではこちら臨時休業で空振りしたので、二年越しで念願叶いました。九州でしか見かけないのですよ、この鉄板ナポリタンで生玉子の組み合せは。東京でも探したんですけど、さっぱり。
そして別府温泉といえば竹瓦温泉。
タイミングよく空いてて、貸し切り状態でのんびりしました。
お風呂の後にフルーツジュース。
今回のお宿は鉄輪温泉です。
お宿のお風呂でまったり。
そして夕飯をたらふく食べてぐったり。
お宿の露天風呂にも入りました。
初日はここまで。